【実践研究】 反転凹タイプ進展② (廃案)
前回の続き。1号は削り代が尽きたため、2号の凹部分を延長して1号と同様にして、研究を継続。
反転顎当て、次から次へと状況が変わっていく。また新たに進展。
カップの形状、縁からの距離、など、いくつかのパラメーターで明確にコンセプトを定めた上での研究は、やはり効率がいい。
アゴ当て進展。テールピースを避けるように縁をカット。 pic.twitter.com/DKqV3DKtrk
— ビオラの蝉(本ゴー) (@altocicada) 2015, 7月 5
つーかこれ、完全にテールピースのラインよりく食い込んでるが、左右位置の問題もあるにせよ、ついこないだまで、特に力が皿にかかる時とか、テールピースを押し下げながら構えちゃってた、って話なのか?あきませんわナ、そら。 pic.twitter.com/dZeQeR8yDy
— ビオラの蝉(本ゴー) (@altocicada) 2015, 7月 5
楽器を高く、前気味に向けて構えられるようになるので、操作性はかなり変わった。動画で確認してみると、弓を持つ右手、肩の位置に無理がなくなって、移弦の時の上腕の動きと弓の動きが綺麗にリンクしてる。
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変更前を改めてみてみると、指板が下がった楽器の軸の反対側で位置を調節するために、肩がせり上がり気味になってたのに気づいた。
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指板を前向きに高く構えないと動作に無理が出る体型なので、すると楽器はかなり顎先に近づく。矢張りテールピースを避ける加工は必須であるな、ワシの場合。
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皿のコンターの加工も、今回根本的な所から変更。暫定的に、手前側の縁の位置が同じ高さのままで「カップ」と呼ぶに相応しい凹ませ方をしてきたが、 pic.twitter.com/W0LWL9yPPc
— ビオラの蝉(本ゴー) (@altocicada) 2015, 7月 5
今回、過去作品でやってたみたいに、円筒に少し窪みをつけた様な形状で、縁に対して角度をつけて凹ませる様にした。アゴ当ての輪郭の切り出しによって、画像の様に、手前側縁の顎先の当たりが高く、根元の方が低くなる。
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いままであまり意識せずにきたけども、この形状にすると、構える時に、頭の振りをだいぶ小さくしても押さえられる、ってことにこの度気付いた。
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【実践研究】 反転凹タイプ進展① (廃案)
反転凹アゴ当て、2号のほうで少し目立った区夫をしたところ、右側の凸部分が気になりだしたので、同じ加工を1号にもしてみたら、それはそれはアホみたいに快適になった。なんだこれは一体。 pic.twitter.com/NbtKlqQorh
— 紛失王(本ゴー) (@altocicada) 2015, 7月 1
2号に施した加工。皿の左側の縁に高さを残し、起伏による引っかかりをまだ残していたが、使い込むうちに下顎骨への圧力が気になりだし、思い切ってフラットになるまで縁を低くしてみたのだった。 pic.twitter.com/7rUY33G82p
— 紛失王(本ゴー) (@altocicada) 2015, 7月 1
コレが大当たりで、顎の割と根元の方で引っかかりを頼りにしていたのが、広く下顎左側全体による摩擦メインの保持になり、楽器を前方に向けやすくなった。すると右側の出っ張りが喉に食い込むようになり、凹部分の湾曲を広く取った1号の方に戻してみた、といった次第。
— 紛失王(本ゴー) (@altocicada) 2015, 7月 1
1号の、広い湾曲+低い左側、の組み合わせ、これは結構誰にでも適用できるかもしれない。一つ壁を突き抜けた感じだ。更に研究に励もう。
— 紛失王(本ゴー) (@altocicada) 2015, 7月 1
アゴ当て。 反転凹1号、削れるだけ削って、左側が楽器のラインとほぼ平行。ワシの場合これくらいが丁度いいらしい。 pic.twitter.com/J3HostaqP2
— ビオラの蝉(本ゴー) (@altocicada) 2015, 7月 3
左側にまだ湾曲した高さを残しておくと、左手で指板を押さえるときに軸を挟んで逆方向からのモーメントで抵抗が欲しくても、顎でアゴ当てを左側に押さえることで、何もなければ重力に任せて自然に稼げたはずの右回転のモーメントを抑制してしまって、指板を押さえる指にうまく力が入らず、
— ビオラの蝉(本ゴー) (@altocicada) 2015, 7月 3
それを補うために親指の付け根や肩や鎖骨を動かして、全体が強ばってしまう、という悪影響が出てるらしい。
— ビオラの蝉(本ゴー) (@altocicada) 2015, 7月 3
雑記
5月末から一月で、3つ、ゼロから作ってるな。アホだ。 / “記事一覧 - altocicada's 顎当て工作奮闘記 since2000” http://t.co/hycCWSlqjY
— 紛失王(本ゴー) (@altocicada) 2015, 6月 28